2025年05月14日

雇用仲介事業が多様化する中で、サービスを提供される側（求人者・求職者）から見て、隣接事業との垣根が曖昧となり、サービスの結果として求人者・求職者が得られる効果も、職業安定法に基づく許可事業である職業紹介事業と、それ以外の雇用仲介事業が近似したものとなりつつあります。

このような状況は、AIの進化と併せて、今後ますます進展する可能性もあり、「人材紹介ビジネス」の事業価値の向上に向けた紹介事業者の今後のあるべき姿や、人材協のあるべき姿について検討し、今後の方針を策定する「未来プロジェクト」を、2023年度から2年計画の人材協の新規プロジェクトとして実施ました。

本プロジェクトは、林会長が委員長となり、人材協会員から人材紹介ビジネスの未来を担う中堅・若手のメンバーに幅広く参画していただき、議論を重ねて参りました。2年間で12回の会合を開催し、この度、最終的な報告書を取りまとめ、理事会での承認を経て、この度、ホームページへの公開という形式で、会員の皆様にお知らせすることといたしました。
会員の皆様におかれましては、是非お目通しくださいますようお願い申し上げます。

「未来プロジェクト」報告書はこちらをご覧ください

なお、「未来プロジェクト」につきましては、当初の予定を1年間延長し、残された課題の検討と、本プロジェクトから派生して発足して立ち上げた「デジタル技術研究会（ＤＴ研）」と「雇用類似研究会（雇類研）」において、検討・研究を重ね、2025年度末に人材協会員が具体的に活用できる指針を取りまとめることといたしました。