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人材協について

2023年度第3回QPI
(2024年1月実施)の結果

実施時期:2024年1月、対象期間:2023年10月~12月、有効回答数:89会員(全体の35%)

Q1 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
前年同時期との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、前年同時期との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が10.1% やや改善した(105%以上120%未満)が32.6% 現状維持(95%以上105%未満)が27.0% やや悪化した(80%以上95%未満)が20.2% 大幅に悪化した(80%未満)が10.1%
<コメント>
「やや改善」が最多の32.6%ではあるが、「大幅に改善」「やや改善」が合計で2.7ポイント減少した。「やや悪化」と「大幅に悪化」はともに増加し、「やや悪化」に「大幅に悪化」を加えた数値は30.3%となり、前回調査よりも11ポイントの大幅増となり、悪化傾向にある。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位5項目)

  • 1位 求人件数が増えた

    46.1%

  • 2位 求職者が減った

    25.8%

  • 3位 求職者が増えた

    22.5%

  • 4位 求人担当の社員(従事者)が増えた

    14.6%

  • 5位 求職担当の社員(従事者)が増えた

    12.4%

<コメント>
「求人件数の増加」が前回調査よりも5.2ポイント増加し46.1%となった。一方で、「求職者の増加」とする回答は前回調査よりも7ポイント減少し22.5%となった。同様に「求職者の減少」は8.8ポイント増加の25.8%となり、更に求職者確保の難易度が高まっている様子がうかがえる。

Q2 直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、
3か月前との比較ではいかがでしょうか

直近3か月間の人材紹介による就職決定数について、3か月前との比較ではいかがでしょうかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善した(120%以上)が4.5% やや改善した(105%以上120%未満)が26.1% 現状維持(95%以上105%未満)が44.3% やや悪化した(80%以上95%未満)が18.9% 大幅に悪化した(80%未満)が6.9%
<コメント>
「現状維持」が前回調査から更に7.9ポイント増加し44.3%となった。「大幅改善」「やや改善」の合計は10.3ポイントの大幅減少。「やや悪化」が4.1ポイント増加。「大幅悪化」は前回とほぼ同水準の6.9%であった。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位5項目)

  • 1位 求人件数が増えた

    38.6%

  • 2位 求職者が減った

    30.7%

  • 3位 求職者が増えた

    19.3%

  • 4位 求人件数が減った

    12.5%

  • 4位 内定辞退者が増えた

    12.5%

<コメント>
「求人件数が増えた」が前回同様に最多で、若干増の38.6%。これに続くのが「求職者が減った」の30.7%で、9.1ポイントの増加となった。「求職者が増えた」は19.3%で、求職者の減少を要因とする業績の低下傾向が鮮明となりつつある。「内定辞退者が増えた」も第4位となった。

Q3 3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)は、
どうなっていると思いますか

3か月先を展望した場合の業況(就職決定数)は、どうなっていると思いますかの結果を表した棒グラフの画像 大幅に改善している(120%以上)が9.0% やや改善している(105%以上120%未満)が40.4% 現状維持(95%以上105%未満)が38.2% やや悪化している(80%以上95%未満)が9.0% 大幅に悪化している(80%未満)が3.4%
<コメント>
今後3か月先の展望については、「大幅に改善」が4.5ポイント増加の9.0%となった。「やや悪化」が2.4ポイント減少し9.0%。「やや改善」は前回と同水準。「現状維持」は3.8ポイント減少。先行きについては前回調査よりも若干明るい兆しが見受けられる状況。

上記の結果となった要因は何でしょうか
(上位5項目)

  • 1位 求職者を増やす

    42.7%

  • 2位 求人件数を増やす

    38.2%

  • 3位 求職者が減る

    20.2%

  • 4位 募集媒体費を増やす

    15.7%

  • 5位 求職担当の社員(従事者)を増やす

    13.5%

<コメント>
「求職者を増やす」がトップとなり、6.3ポイント増加の42.7%となった。「求人件数を増やす」が若干減少したが、2位で38.2%。「求職者が減る」は3.2ポイント増加の20.2%。「募集媒体費を増やす」は前回よりも6.6ポイントの増加となり、15.7%であった。

Q4 現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうか

現在の人材紹介事業の運営上の課題は何でしょうかの結果の棒グラフの画像 求職者の確保 78.7%募集コスト(広告宣伝費)の上昇 37.1%求人獲得 36.0%若手社員の育成・教育 28.1%社員(従事者)の採用 19.1%法改正への対応 10.1%人件費の上昇 9.0%募集コスト・人件費以外の事業コストの上昇 7.9%ベテラン社員の指導・育成 7.9%管理職・経営層候補者の選抜・育成 7.9%その他 7.9%
<コメント>
「求職者の確保」が前回調査を7.1ポイント上回り78.7%となった。前回同様、第2位は「募集コスト(広告宣伝費)の上昇」で4.1ポイント増の37.1%となった。「求人獲得」は7.6ポイント上昇し、36.0%となった。これに「若手社員の育成・教育」、「社員(従事者)の採用」と続いた。

Q5 「人材紹介事業の運営上の特徴的な事象」として
数多く寄せられた意見・特筆すべき典型事例等をピックアップしました<設問の内容>
直近3か月間に生じた人材紹介事業の運営上の特徴的な事象についてご記入ください(自由記入)

  • これまでと同じ広報費をかけても効果が出にくくなった。また、求職者の待遇に妥協する姿勢が薄まり、辞退が増えている。
  • 競合企業が増えたので、求職者の獲得スピードに速さが求められている。採用までのスピードが遅いと内定辞退となる。(能力の高い)求職者が増えてきたことに起因しているのか、採用企業の選択肢が増え、結果、提案者が否決となることが多くなってきた。
  • 紹介数は増えている一方で面接数自体はそこまで大きく増えていない為、各企業の採用要件が以前と比べて高くなっている傾向にあると見ている。
  • 求職者一人あたりの登録するエージェント数が増加傾向にあり、求職者自身が情報のコントロールに迷っているように感じている。エージェント側の働きかけや細やかな対応が求められている。
  • 景気や経済全般の影響は感じられません。
  • 求人条件に見合う求職者が少なく、他の案件との競争となり内定辞退ケースが多い。経済成長、拡大が鈍い。求人業種や職種にバラエティが少ない。
  • 求職者の内定先への意思決定が早くなった。広告費(求職者獲得)の高騰が例年に比べ上がり幅が大きく、人件費アップも伴って利益率を保つことに不安がある。
  • 決定数は減少しているが成約単価は上昇している。
  • 登録したものの、すぐに転職活動を行わない求職者が増えてきた印象。
  • 求職者の転職意向の減退(転職というキーワード検索者数の減)。法人の採用ターゲットの変更(直近数年の大量採用の影響から注力はオンボーディング、採用は即戦力にシフト)。
  • 人材紹介事業そのもののノウハウと営業力が不足している。
  • 例年どおりではありますが、12月末にかけて求職者の登録数が鈍化した。IT領域の不調。建設領域の好調。
  • 人材確保(求職者)がますます難化している。
  • 募集媒体の複雑なルールによる管理の難易度上昇。オーナー権の詳細が募集媒体ごとに異なるため、ミスなく成功報酬費用を支払うために細心の注意が必要。
  • 募集管理システムを導入する企業が増えてきており、企業側との面談接点から出てくる独自案件の獲得がやりにくくなった。リファラル採用も増えている様子(医療、技術系など)。
  • 媒体を増やし、積極的な営業活動を行った。

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