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人材協について

会長コラム

2023年07月03日

あたりまえ

定時社員総会にて、ご来賓の方と林徹郎会長

皆さまこんにちは。

人材協としての一大イベント、定時社員総会が6月13日(火)に盛会裏に終了いたしました。
総会ならびに懇親会に足を運んでいただいた会員の皆様、また多くの来賓の皆様、まことにありがとうございました。

さて個人的な話にはなりますが、春から夏にかけては毎年大変忙しい日々を過ごしています。
時期的に社員の採用面接が多数入ること、年度始まってすぐの調整などが主な仕事ですが、最近はありがたいことに支社展開や拡張移転の物件視察なども入ってきています。

この物件視察は、多くの候補物件からある程度書類や一次視察で絞ったうえで、最終的には担当役員と直接現地に赴いてチェックをします。
その際には、少ない時で5件、多いときには10件以上の物件を視察するのですが、基本的には徒歩移動です。街の様子を見ることも重要と考えているからです。
徒歩移動は嫌いではありませんが、時期的に晴れていると暑く、雨が降るとジメジメしており、どちらもつらいです(笑
徒歩移動しながら物件を隅から隅までチェックし、現地担当の方のお話しを聞き、周辺の人の流れなども見ながら街中を練り歩きます。

そうしていると、後半足にきます。そして足にくると、思考回路も遅くなり、会話が減ります(笑
こうなってくると人間、「早く終えたいな、あと何件見なければならないのだろうか」などと思ってしまいます。
なんだかんだ言っても私たちは、その日に見ているだけ、聞いているだけなのに。
誰かが周到に準備してくれたコンテンツの受け身になっているだけなのに。

これってなんでもそうですよね。面接が一日に何件あろうが、相手にとっては人生が変わる一回限りのチャンスかもしれない。
食事だって、移動だって、もっと言えば自分の住んでいる家だって。
自分がそこに存在できることすべてが、誰かがやってくれた仕事や成果に乗っかっているだけに過ぎないのです。
日々をただこなしていると、こういう自分が存在できる理由である『誰か』のことを忘れがちです。

世間一般によくいう『感謝の気持ちを忘れるな』というのはそういうことですね。
感謝の気持ちは『ありがとう』ですが、ありがとうの対義語は『当たり前』だそうです。
もし自分が何かに『当たり前』だと思ってしまったら、それは感謝をするタイミングだと気付ける人間でありたいですね。

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