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会長コラム

2023年10月02日

地域のHRニーズに応えよう

富士山に登頂した林徹郎会長

この夏、富士山に登頂いたしました!

みなさまこんにちは

10月になったと言うのにまだまだ暑い日が続きますが、さすがに朝晩は過ごしやすくなりました。ちなみに私は暑い夏が大好きなので実は年々夏が伸びて嬉しいです。

さてこの夏は例年通り、全国でブロック会に参加させて頂きました。それぞれの地域の会員のみなさまが生き生きと事業を営まれているのを見て、こちらも大変大きなパワーを頂くことができました。

このブロック会の際や、自社での業務の際に地域の求人者の皆様の話を伺うことがありますが、今年は例年にも増して人不足だという声が多く聞かれました。特に地方小都市ほどその声を大きく感じています。

もちろん人不足分野は多岐に亘りますが、一番象徴的な事例は、ニュースにもなりましたが、ドライバー不足が甚だしく感じます。大阪のある地方都市では路線バス会社の撤退で地域の交通が完全麻痺しているとか。タクシーも地方都市では全く捕まらなくなりました。

それを受けて政府でも外国人ドライバーを受け入れるべく、特定技能外国人制度の対象にという動きもあるようですが、これは個人的には焼石に水だと思っています。

この原因は、人口、特に生産年齢人口の歪みが反映された結果であり、一朝一夕でどうにかできる状況ではありません。
そして、外国人材頼みは限界があります。

かくなるうえは、人口減少社会を受け入れるデザインをすること。例えばライドシェアなどの規制改革や、ドローン開発などの技術開発を進めていくしかありません。

つまり既得権益を国や自治体が守ろうとすればするほど、自分達の首をしめる時代になったと言うことです。

人材紹介ビジネスも同様です。いまだ都心部にニーズやウォンツは集積している現状ではありますが、地方こそ求人者は待ったなしの状態になっています。今は都心部でできているビジネスもいずれ枯渇が起きるはずです。その前に少しでも地方進出を図っていただき、日本全国、ひいてはグローバルに人材紹介ビジネスを拡げていく準備を進めることが我々に今課せられている使命なのかもしれません。

今すぐでなくても、みなさんの出身やゆかりのある土地での人材紹介ビジネスを少しだけでも考えてみては如何でしょうか。

※全く関係ありませんが、地方に行くと無性に城や城址が見たくなります。人はどうして歳を取ると城が好きになるのでしょうか・・・(笑

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